2017年買ってよかった文庫本ランキング♪
お題に乗って今年2017年に買ってよかった
と思った文庫本ランキングを残しておきます♪
もちろん、読了済みのものに限ります♪
第1位
『りゅうおうのおしごと』
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ティーンズ文庫 > ティーンズ文庫 > ソフトバンクGA文庫
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 658円
これはいわゆるラノベというジャンルの文庫本です。
主な読者層は10台後半くらいから2・30台といったところでしょうか。
タイトルからして最近はやりの異世界物かと思いましたが、
むしろ現実世界で一躍時の人となった
藤井聡太四段と同じ将棋の世界でしたw
私自身はラノベ自体ほとんど読まないのですが、
ちょうど藤井聡太四段のお陰で私も将棋ブームが到来していて
将棋系の本なら読んでみるか~という軽いノリで手にしました。
軽い気持ちで読んでみた結果、かなり感動してしまい
ラノベ程度に、と言ったら失礼ですが感化される始末w
将棋の本を少し買って勉強したりしちゃうほど
これを読むと将棋をやりたくなっちゃいます♪
ラノベに抵抗のない方にはお勧めの一冊です♪
第2位
『プラチナタウン』
今度は一転して楡周平さんのプラチナタウンです♪
こちらは大手商事会社勤務の部長が
些細なことから故郷の町長となることになり、
財政難(150億とかの負債)をどう打開していくかという
経済小説です。
重そう、難しそうなテーマですが
非常にわかりやすく面白かったです♪
地方政治といってもやっぱり利権にありつこうとする
町の議員とそれに対抗する町長の静かな戦いは
現実問題をそのまま反映しているようでした。
そして、肝心の財政難の打開策ですが、
これを実際の地方都市でやってみたら
結構面白い結果になるんじゃないかと
期待しちゃう内容でした♪
ですが、実際にやろうとするには
ハードルが非常に高く困難を伴うでしょう。
万が一失敗した際の損失額は
下手をすると手を出した会社の株価だけでなく
会社の運命をも決定しかねない程かと。
そう考えると中々民間主導では
実現性に乏しいかもしれません。
読むよう勧められた本であるという事実も忘れてはなりません。
その後、著者から本が献本されたとかw
面白いので是非読んでみてください^^
第3位
『和僑』
これも楡周平さんの作品で
先ほどの『プラチナタウン』の続編です。
ちょうど今年発売したばかりの新作です^^
ま、内容はさておき、面白いのでプラチナタウンと
和僑、どちらも年末年始にでも読んでみてください^^
第4位
『イノセント・デイズ』
新潮社から発売されている早見和真さんの著書です。
帯やポップに書かれている「私はあまりの衝撃に、
読後3日間寝込みました」というフレーズが印象的で
今年新潮社文庫の中でもベストヒットした一つです。
大まかにいうと死刑囚の人生を俯瞰していくようなパートと、
死刑囚の幼馴染が裁判に挑んでいく後編パートに分かれます。
序盤の死刑囚の性格からなぜ死刑囚になってしまったのか、
若干想像がつく中、それでも、心理的な変化が起こっていった過程を
つぶさに捉えている作品です。
涙腺の弱い方はすぐ泣いちゃうと思いますw
後半は弁護士ってカッコいい、と思ったのもつかの間、
どこか弁護士に共感できなくなる部分があり残念でした^^;
最後の死刑囚たるヒロインの必死の行動には驚きました。
そこまでして・・・読んでみてくださいね~w
あの結末をどう受け取るかは人それぞれなので気になります♪
第5位
『浜村渚の計算ノート』
青柳碧人さんの著書で数学を絡めた
ちょっとしたサスペンスものです。
サスペンスといっても、本書が元々は児童書であったことから
滅茶苦茶重かったり難しかったりはしません(殺人事件は起きますが^^;)
でも、数学大好きな主人公の浜村渚は
中学生ながら大人顔負けの数学を絡めた推理をしていきます。
数学好きを感じさせるセリフも飛び出してくるので
数学好きにはもちろん、私のような数学アレルギーの人間でも
楽しめる一冊です。
特に私のような数学アレルギーをもった方にこそ
本書を読んで数学アレルギー克服の第一歩として欲しい作品でした♪
続きが早く読みたいです(*´ω`*)♪
以上、私が2017年に買い、読んで面白かった
文庫本ランキングでした♪